時間の話がわかってくると、西洋科学には落とし穴があるのがよくわかる。
それは、西洋科学は、静的なものと「結果」しか扱わないからだ。
静的な結果をみることで、「原因」を調べていく。
それは、「過去→未来」の時間のパラダイムから来るためだ。
たとえば、ある病気があったときに、その状態(=今)を調べると、○○という物質が多くある。
↓3
○○が原因なのではないだろうか?
↓
○○を多くした
↓
その病気になった!
↓
○○=その病気
とするのがいわゆる「科学的手法」だ。
でもそれは、「未来→過去」という時間の流れがあると、前提が崩れてくる。
現象は「結果」からも起こる、とすると、
たとえば「ある病気」になると、特定の物質を引き寄せてくる、とは考えることができる。
なので、その病気のときの状態を調べると○○という物質が観測されるのだ。
分かりやすい例をあげよう。
たとえばお金もなく非常に人見知りする人が、あるときに「素晴らしい人生を歩みたい!」と強く願ったとする。
そして多くの人にとにかく話しかけ、素晴らしい友人に恵まれ、お金持ちにもなり、素晴らしい家族にも恵まれたとする。
そのときには、彼はとても人と話すのが好きでお金を稼ぐの得意になっている。
ある科学者が、その人を分析すると
「成功者はお金があり、素晴らしい家族と友人に囲まれているものだ。それは人を話すのが好きな性格と、お金を稼ぐ能力だ」
と判断するに違いない。
実際、西洋的な自己啓発・成功哲学はそういう風になっている。
でも、それは本当だったろうか?
はじめの「素晴らしい人生を歩みたい!」という意図が重要だったのではないのか?
これにもちろん答えがでるわけではないが(なぜなら意図をもったのも、未来から決まっているという考えもできるからだ)、
ようするに僕がいいたいのは、
「どっちが原因なんですか?」
ということ。
「現状」と「過去」をみるだけで、判断することは可能なのでしょうか?
ということです。
というのは、こういう自己啓発ばかりをやっていると、前例のないことはできないからだ。
たとえば「じゃあ、私は声が出せなくて話せないけど、どうなんの?」ということにもなってきてしまう。
でも、声がだせなくたって成功して幸せになる人はいる。
今、巷には「手段」や「原因」にこだわり、「結果」や「未来」をみていない人が非常に多い。
多くの人が体を壊したりしている。
それは「元気になる」という「未来」をみないで、悪い状況を「今」ばかりみて、また「過去」の遺物でしかない西洋医学に頼るからだ。
いつも「未来」と「夢」をもっていよう。
そして、見えない暗闇を、とにかく慎重にはなりながらも一歩一歩前に進んでいこう。
そうすると、何もないところから、「未来」が生まれてくるのだ。
そう、未来は生まれるもの。あなたの意志が創りだすものだ。
未来は、わたしたちの意図によって、まったく新しいものが出現してくるのです。
コメント