夢の実現とは、
「未来」と「過去」の書き換えです。
だから、
「夢」をもつとき、
それが「自分にはできそうもない」
ものでない場合には、
それは「知っている過去」
の延長になるので、
「知っている未来」
となってしまいます。
「夢」は、
「うわ、自分にはできそうもない・・・」
とおもうものでなくてはいけません。
ここでいう「自分」とは、
古いパターンや観念をもっている自分です。
つまり、
今までの過去からの延長線上に「夢」を見ようするので、
ムリが生じるのです。
当たり前といえば当たり前です。
「夢」は、「今の自分」から、
飛躍しているから「夢」になります。
でも、「飛躍している」と思う、ということは、
「今までの自分の延長線上にない未来」なのです。
基本的に「記憶」というものは、
「幻想」です。
「記憶」は、「今」からできていきます。
そして、「想定される未来」へと繋がっていきます。
人生を変えたい!
と思うなら、
「未来」を変えなければいけません。
そして、
「その未来」から、
「新しい過去」を作り直さないといけないのです。
たとえば未来を、
「自分が世界に名をとどろかすようなセラピストになる!」
とするとしましょう。
では、
その「未来」への道程として、
「今」と「過去」はどう読み直せるでしょうか?
どうあるべきでしょうか?
・ずっと平凡な人生を歩んできて、それがイヤになって飛び出した。そのためにその「平凡な期間」はあった。
・たくさんの人を助けるため、社会にいる身近な悩みをたくさん知るための時間だった。あの経験がなければ、たくさんの人を救えなかっただろう。今考えると、貴重な出会いがいっぱいあった。
・自分が虐待された体験がなかったら、たくさんの同じような境遇の子の微妙な気持ちを理解できなかっただろう。
なんて読み直せるかもしれません。
でもほとんどの人は、
・自分は平凡な人生を歩んできた。世界で有名になるような大きなことはできない。
・自分の人生には、メンターとなるような人がいなかった。貴重な出会いさえあれば・・・
・自分はやりたいことがいっぱいあるけれど、どうもトラウマが邪魔をして。。。
なんて信じ込んでしまうのです。
「過去」「現在」「未来」というのは、
「事実」ではないのですから、
つくりかえるのはカンタンです。
でも、
自分が「今」、「信じている過去」を、
無意識にもっているならば、
「未来」はその延長線上になってしまうのです。
今日はわかりにくいので、図を書いてみました。(^^)
(転載は自由ですが、画像はそのまま使ってください。)
そのために、
まず「今の自分にはできない夢」をつくってみてください。
そして、その「未来」から、「過去から今」までの体験の意味づけを変えてみてください。
そして、後は、
その未来への道で、「さらに必要な知恵や経験」をドンドン学ぶだけです。
決して「今と過去の延長」で「未来」を考えない。
これだけは忘れないでみてください。
自分を制限しているのは、
自分以外にないのですから。